VLT6000空調専用インバータの持つ特長の一つにAEO機能が有ります。 この機能は、モータの負荷に応じて電圧と周波数を制御し、常に最適な状態を維持する機能です。
この機能により、空調設備は、汎用インバータで制御される設備と比較してさらに3から15%の省エネルギーを達成します。 このようなモータ負荷に応じて電力を制御は、ダンフォス社(デンマーク)のVVC+理論に基ずくベクトル制御で行われます。
上の特性表は、3種類のインバータの電圧と周波数の特性を示します。
AEO機能の付いたVLT6000インバータは、他のインバータと比較してモータに加える電圧が低くできることがわかります。この効果は、インバータ事態が最適な状態を判断し、負荷の状況を見て自動的に電圧を制御している結果です。したがって、このVLT6000を使用すると他のインバータより消費電力を下げることができます。
VLT6000インバータは、他社のインバータとその効率を比較したものですが、AEO機能が有る場合、モータ出力を下げて運転しても効率の低下が少ないことがわかります。
省エネルギーの目的でインバータを設置する場合、低負荷時の効率も考慮に入れる必要があります。